楽天が日本一になりましたね!(おそっ!) これで東北も少しは元気になるといいんですが・・・。
本日の作業です。
M様のL160Sムーヴカスタムです。 希少な5速なのですがクラッチが切れなくなりギヤが入らなくなってしまい入庫となりました。 原因を探るためにクラッチの状態を見なければならないのですが・・・この車両、エンジンを下ろさなければミッションが外れません(汗)
というわけでエンジン下ろします! フロントバンパーを外しコンプレッサーをエンジンから切り離し車体に縛り付けてぶら下げておきます。 これは、エアコンガスを抜かないための手法でガス代節約になります。
クーラント、ミッションオイル、トランスファオイルを抜きます。 ギヤが入りにくかったため無理にギヤを入れていたためオイルに混じって凄い鉄粉の量でした(汗) だいぶミッションをいじめていたようです。 下回りではマフラー、プロペラシャフト、ドライブシャフト、シフトリンケージ等エンジンミッションに繋がっているものは全て外します。
室内にあるECUまでエンジンハーネスがきているのでハーネスをエンジンルームに引き抜きます。 そしてエンジンに繋がっている配管やらワイヤーやらを徹底的に外します! これが時間かかるんですよね(汗)
いきなりエンジン下りました。 作業に没頭して過程の画像なし(笑) さて、やっとこさミッションの全貌が見えました。
エンジンルームがすっからかんです。 いつも思うのですが・・・戻すのめんどう(滝汗) まぁ、そうも言ってられないので作業に集中です!
ここでエンジンクレーン登場! エンジン下部の作業があるのでここからはエンジンを吊り上げての作業となります。
まずは4WD 車のためミッション外すのにトランスファが邪魔をします。 というかトランスファを外さないとミッション外れない構造ですので外しました。
そしてやっと、というか遂にミッション下りました! 過程が長すぎる・・・(汗) 同じ軽でもスズキ車ならもうちょっと楽なんですが。私のワゴンRはエンジン下ろさないでクラッチ交換できましたし(本来はエンジン脱着が基本らしいですが)。 ともかくミッションが外れたのでクラッチ内部の状態確認です! まずはミッション側のレリーズベアリング・・・ゴリゴリ感が酷く寿命を迎えています。 が、このレベルではクラッチが切れないほどの原因とはなりませんねぇ。
ではクラッチカバー、ディスクはどうでしょう。 ん?・・んん?? えーと、この画像見て分かる方いますか?
これは酷いです。 ずばり原因はこれですね! ダイヤフラム先端部が減りすぎて折れてなくなっています! それも4枚も! 残りの部分も折れそうです。 ここの減りはレリーズベアリングが当たる部分でたしかに減る部分ではあるのですがここまで減るとは・・・汗。 多分、半クラ多様か、クラッチに足を乗せている癖があるのかもしれませんね。
ディスクもほぼ使い切った感じで交換時期にきています。 クラッチディスクよりカバーの方が先に寿命を迎えるのは稀ですが、いずれにしてもカバー、ディスク、レリーズベアリング3点交換となります。 もしかすれば前オーナーがディスクだけ交換していたのかもしれませんが今となっては分かりませんね。 全交換してすっきりしましょう!
原因分かった上での部品発注となりました。 あとトランスファ、ドライブシャフトのデフ側オイルシールからのオイル漏れがありましたので外したついでに交換となります。 残る作業は部品入り次第となります。
本日、ゼスト鈑金塗装見積もり依頼でお越し頂いた○様。 来週代車空き次第クルマ預かって作業開始しますね!
明日は防錆セミナー受講のため臨時休業となります。