皆様、ご無沙汰しております(汗) しばらく作業報告をお休みさせて頂いて大変ご心配おかけしましたが、少しづつではありますが再開したいと思いますので今後ともよろしくお願い致します!
さて、最近の作業報告をしますね!
T様のH56Aパジェロミニ、下廻りフレーム補修です。 H56型パジェロミニもすでに20年選手、さすがにフロアも腐食しているものが多くなってきました(汗) それでもまだ乗りたいというお客様の要望に応えるべく補修作業です!
腐食したフレームを切断し、新たにフレームを製作しています。
仕上げはしっかりと内部防錆&防錆塗装をして完了です!
フレームが腐食して骨折して車体がガタガタと動いていましたが、補修&補強によりガタつきも収まりました。 これでしばらくはまだ乗れそうですね!(笑)
こちらはS様のJB2ライフ、エンジン不調により入庫です。 各部点検したところ、2番シリンダーの圧縮がないようなのでエンジンを取り外し分解しています。
ヘッドが下りました。 案の定2番シリンダーの排気バルブが欠損してしまっていました(汗)
一目瞭然ですね。 これでは圧縮はかかりませんよね(汗) なんかこのE07エンジンに多いような・・・気のせいかな?(汗)
今回は当店に在庫のヘッドがあったのでヘッド載せ換えにて格安で対応させていただきました。 搭載後はもちろん症状も完治し、絶好調です! ご依頼ありがとうございました!
こちらはK様のKDH205ハイエース、フロントドライブシャフトインナーブーツ、強化品への交換作業です。 200系ハイエースの4WD車では、ローダウンをすると80キロ以上の速度域で振動や異音が発生したり、インナーブーツの山同士が擦れて極端にブーツの寿命が短くなります。 それを改善するのが社外強化ブーツで、ジャバラ部の山が純正4山に対し3山となり間隔をとってあるため擦れにくくなっています。 内部のグリースも有機モリブデン配合のハイパフォーマンスグリースを使用することで振動や異音の低減をはかります。
このブーツもまだ破れてはいないものの擦れた痕跡がありますね。
ドライブシャフトを分解し、洗浄、グリース交換をしています。
強化ブーツへの交換完了! これで極度なローダウンでない限り大丈夫だと思います! ご依頼ありがとうございました!
G様のKDH225ハイエース、フロア腐食補修です! 他社にてこの状態では車検も通らないと言われたとのことで当店に緊急入庫です。 廃車も検討しましたが修理できるならということで直すことにしました。 フロアのアンダーコートを剥がしてみると・・・腐食が激しく補修程度ではすまないようなので・・・
ザックリとフロアを切り取っちゃいました(笑) フロアを支えて固定しているフレームも腐食しており、スポット部が使えないので作り直していきます。
切り取ったフロアの残骸・・・
フレームの耳(スポットを当てる部分)がグズグズなので切り落としてしまいます(汗)
そして新たにステンレスのアングル材を製作し寸法を出しながら高さを計測してフレームへと溶接していきます。
地味な作業ですが、ようやくここまで出来てきました。
フレームとステンレスの耳の溶接部は水の侵入を防ぐため内部かしっかりとシーリングしています。
純正のフロアは強度を保つために波状になっているのに対し、今回は歩きやすさも考慮し平鋼板を使用するために縦方向にも強度を持たせるようステンレスのアングル材で土台を追加していきます。
じゃじゃーん! 土台となるフレームはこんな風に仕上がりました! 強度も対腐食性もバッチリですね!(笑) この状態を見たある方が鉄骨屋さんみたい!と言っていました(笑)
フロアとなる鋼板を加工していきます。 寸法を出し切断、さらに溶接するスポットにドリルで穴を開けていきます。 この穴の部分が製作したフレームの耳に固定されることになります。
製作したフレームに先ほどの鋼板を合わせ溶接しています・・・
フロアが出来てきました! ここまでに深夜まで4日間残業で頑張っています(笑)
貼り付けたフロアにコーキングの準備中・・・
溶接個所の後処理も終わり巣穴をパテで埋めてコーキングも完了です! 乾燥を待ちながら室内作業はこの辺にして・・・
同時進行で外装補修も進めています。 ベッコリと凹んだサイドボディパネルを引出しパテにて成形中です。
腐食していたボンネットも中古品へと交換し補修しました。 中古部品を使用することで仕上がりコストを抑えます。
手の施しようもないほど凹んでいたドアは中古良品へと交換済みです。 パテ成形もほぼ完了し同時に塗装準備のためマスキング作業も進めています。
マスキング完了! 補修箇所はボディ色に合わせて白サフで仕上げました。 白サフで仕上げることで白の塗装が染まりやすくなります。 明日から塗装へと入っていきます!