今日は店舗は休みですが、相変わらず閉店作業しています。
作業報告です。
T様のR32・GT-R、RB26DETTエンジンオーバーホールです。
補機類が外れてスッキリしたエンジン本体、いよいよ分解して内部の損傷を検証していきます。
あ、オーナー様が見てくれているようなので詳しく載せていきますね(笑
やっぱり自分のクルマのエンジン内部は気になるものですよね!


まずはフロント廻り、タイベル一式を外していきます。 この辺は問題なし。
あえて言うならインテーク側スプロケットが固着気味だったのと、カムシャフトオイルシールから若干のオイル滲み有。
まぁ、ここら辺は洗浄しながら新品シールを組み付けていくので問題なし。
カムカバーを取り外してヘッド内部を確認。 ちょっとRB26にしては汚れが多いかな?
前オーナーのオイル管理とか、ここまで年数が経過しているとはっきりとした要因はつかみづらいのですが
間違いなくオイル管理かと。 あまり頻繁にのらないGT-R等は冬季保管前にオイル交換等のメンテナンスも
必要になってくるかもしれないですね。


カムキャップを外し、カムシャフト摘出。
シムは付いていた順序通りに保管。 RB26によくあることなのですが、カムキャップにボルトが固着してキャップボルトが回らず
ちょっと苦戦。 固着箇所は24本中6本。 無理やり回して抜くしかないのですが、カムキャップに固着したままカムキャップが
上がってくるといった感じ。 これは後ほどプレスとかでキャップからボルトを抜いて研磨します。
カムジャーナルは傷も少なく大丈夫そう。
ここで初めてピストン&シリンダーとご対面。


シリンダーヘッド側は見た感じ大きな問題はなさそう、4番ポートに排気漏れの痕跡があるくらい。
ヘッドは後ほど分解時に詳細点検。
そして問題のシリンダーブロック側・・・。


全気筒シリンダー壁に縦傷多数(汗
特に4番、5番シリンダーが酷い状態。
がっつりと爪がひっかかるような縦傷が無数にあります。
間違いなく圧縮も落ちていてパワーも出ていないはず。
それくらい酷い傷です。 残念ながらシリンダーボーリング&ピストン交換確定です。


脱オイルパン。 するとオイルパンから無数の鉄粉&金属片(汗
なんだこれ?(汗


ブロックをスタンドオンして分解開始!
クランクスプロケットが固着して抜けない(汗
小一時間、なんとか削ったり切ったりしないよう抜き取りました。


ピストンを取り外しました。 ピストン側面~スカート部まで傷多数。
シリンダーがあの状態だと当然ですね。
そして、今回オーバーホール決定の異音の原因が出てきました!
6番シリンダーのコンロッドベアリング(子メタル)が流れてギタギタになっていました(汗
これがあのカタカタ音の根源です。
残念ながらクランクシャフトのピン部にも傷が入っているのでクランクシャフトの研磨修理も必要となります。
他の部分も流れてはいないのですが、状態はあまりよくなく限界だったかと。


オイルポンプを取り外し、クランクシャフトの取り外し。
油圧が低かったというオイルポンプはなんかローターの廻りが悪い。


そしてクランクベアリング(親メタル)の確認。
これも全数流れてはいないものの摩耗が激しく限界ですね。

オイルポンプは分解しようとするとボルトが緩め、バラしてみるとローターがギタギタになっています。
ん-、カバーが緩くて内部で遊んでたのかな。 ただ割れたりしてないので思ったより致命的な壊れ方は
してないですね。 でもまぁ、交換となります。
一応一通り検証はできたので、今後の方向性は見えてきました。
後ほど相談のご連絡しますね!
製作中のK6A、SPLエンジン製作です。
どうしてもタービンサイズのせいでウォーターパイプが干渉して収まらないので作り直していきます。

完成。 これでクリアランス確保。
タービンも居心地がよくなるでしょう(笑
そしてエキマニの加工。 GBC14タービン仕様へと変更しながら
タービン重くなるので 強度アップも図りました。
次からは装着してオイルラインの製作へと入っていきますが、部品待ちとなります。




