朝晩が肌寒くなってきました。 工場で作業していても夕方頃には寒いと思うようになってきました(汗) これから寒いシーズン突入ですねー・・・しかし、クルマ好きはまだまだ熱い方が多いですね!(笑)
今日の作業報告です。
昨日に引き続きT様のタント、エンジンブローにより換装作業です。 朝一で中古エンジン入荷しました! 早速搭載前の作業を行っていきます。 エンジンを2基並べていろいろ移植作業中。 今回入荷したエンジンは後期型のものですが、本来この車両は前期モデルです。 前期の良いエンジンが見つからなかったので後期の極上エンジンをチョイスしました。
走行55000キロのエンジンですが、搭載前にはやはりタイベル・W/Pは交換しておきます。 下りた状態なのでサクっと交換完了! ミッションを付け替え、ハーネスを付け替え・・・前期後期で変更になっているセンサーを付け替え前期対応エンジンになりました。
作業に没頭して一気に飛びますが・・・午後には搭載完了! エンジン始動して動作確認しました。 あとは経年劣化で作業中に割れてしまった部品が一つあり、明後日の入荷となりますのでそれまで保留となります。
新エンジンは無事に火が入りましたが、壊れたエンジンの原因追求中です。 まずはタービン、ガタも少なくブレードの破損もありません。異常なしと見て良いでしょう。
エンジン本体を開けて燃焼室を見ていきましょう。 ヘッドを下ろすのに構成部品を外していきます。 きれいなエンジンです。
ヘッド取り外し完了です。 燃焼室は年式、距離相応にカーボンが堆積していますが、これは故障には関係ないでしょう。
コレですね・・・。 2番シリンダー燃焼室のエキゾーストバルブが1つ欠損しています。 これだと圧縮も抜けるわけです。
そしてシリンダー壁に無数の縦傷。 欠けたバルブ片がシリンダー内で暴れたものなのか、異物が混入してシリンダーに傷を付けバルブに噛み込んでバルブが欠けたのか・・・今となっては分かりませんが、やはり中古エンジン換装で正解でした。 後ほどご連絡しますね。
明日よりちょっとした車検ラッシュとなります。 またしばらく代車のフル稼働が続きそうですので作業依頼は早めのご予約お願いします。