遅れましたが土曜日の作業報告です。
来客の多い一日でした。 午前中は接客と車両引取りに出てほぼ作業できなかったので午後からの作業となりました。 午後からはかねてからのご依頼でお預かりしているS様のHM2バモス、エンジン載せ換え作業に取り掛かりました。
まずは油脂類を抜いておきます。 この車両、エンジン搭載位置が後方でラジエーターがフロントにあるため冷却水ラインが前から後ろまでと長いのです。なのでクーラント抜き取り作業もなかなか抜けず時間がかかります。 ということはクーラント注入の際もエア抜き作業が大変です。 エア抜きが不完全でオーバーヒートって話も良く聞きます（汗）
エンジンに繋がっている配管やら配線をひたすら外しています。 プロペラシャフトも外し、マフラーも外します。 マフラーを外すと・・・パイプ内からオイルがダラダラ（汗） これは白煙モクモクなわけです。 実際の原因はタービンブローなのですが、数度のタービンブローを繰り返し、走行距離も伸びたためオーナー様のご希望でエンジン一式乗せ換えとなりました。
エンジンは真下に下ろすのですが、リヤデフが邪魔になるため後ろ側に吊り下げておきました。 外してしまってもいいのですが、ドライブシャフト脱着作業や、デフオイルの抜き取り、注入作業を省略することでオイル代や工賃の節約となります。
室内側からの作業です。 こちらもエアコンのコンプレッサーを外し、ガスを抜かないよう吊り下げておきます。あとは燃料ホースやエアホース、配線を抜きます。
全ての連結部を切り離し、今回はエンジン真下に台を作り、リフトを下げ台の上にエンジンが乗った状態で最後のマウントを外し車体を上げてエンジンが下に残りました。
無事に下りたエンジンミッションです。 長い間お疲れ様でした。これにてこのエンジンのお役目は終了となりました。 ミッションは新しいエンジンに組み付けまだまだ頑張ってもらいますが（笑）
エンジンを下ろした後の車体下部です。 リヤゲートも開けたままにしているので穴から工場の鉄骨が見えています（笑） 月曜日午前中は車検で作業できませんが、午後から新旧エンジン並べてのパーツ組換え作業へと入っていきます。
お預かりしたO様のアルトワークスはリフト空き次第、修理箇所の見積もり作業へと入ります。 来週ご連絡します！
S様のMC21SワゴンRもリフト空き次第見積もりご連絡しますね！