今週で6月も終わり・・・早い(汗
作業報告です。
K様ご依頼のJZS161アリスト、オイル漏れ修理です。
遅くなりましたが、ある程度の部品入荷したので作業開始です!
バラしていきながらオイル漏れ箇所を特定していきます。
漏れ出ているのは確認できました。
場所的にカムシャフト・オイルシールっぽいのでどんどんバラしていきます。
ラジエーターを取り外し・・・
2JZ-GTEエンジンのタイベル交換時の最大の難所、クランクプーリーボルト。
専用SSTを使用して回していきます。
おそらく国産エンジンでは最大級のトルクで締まっているクランクボルト、簡単には緩んで
くれません。 以前に工具を破損しても緩まなかったことがあるくらいです(汗
とまぁ、とりあえずクランクボルトをクリアしタイベルを取り外し、邪魔になるオルタネーター、
カムプーリーやらウォーターポンプ等々を全部取り外していきます。
ここまでやるならついでにタイベル&ウォーターポンプ交換ですね。
走行距離6万キロ台の極上車両でも年数は経っており、現にオイル漏れのトラブルも出ています。
経年劣化は避けられません。
はい、これが今回のターゲット、オイル漏れの犯人です。
エキゾーソト川のカムシャフトオイルシールからの漏れと断定。
クランクシールからも若干のオイル滲みあり。
と、クランク・ギヤプーリーが固着して外れないのでプーラーを使用し
なんとか取り外しに成功。
サビついて固着していました(汗
今回は軽度の表面サビなので、錆落としをし仕様します。
分解完了! 折り返し地点到達です。
オイルシールを交換しています。 これでオイル漏れは止まるでしょう!
このシール一つ交換するのにもここまで分解しなければなりません。
よく、タイベル交換済み!という車両でこれを交換していないばかりに
オイル漏れし再度全部バラさないといけなくなるということがありますので、
中古車購入時のタイベル交換等は気を付けましょうね!
元通りに組み付けています。
JZ系エンジンの泣き所、クランクプーリー。
内部のゴムダンパーの劣化断裂で内部と外部が分断されてしまい
クランクプーリーが空回りするという事態が起こります。
当店でも3台ほどのJZエンジン車がここの破断で走行不能に陥ったのを修理しています。
予算に余裕があれば交換しておくのが吉です!
元通りに組み付けエンジン始動前の各部チェック。
そしてエンジン始動! 無事に一発始動です(当たり前ですが(笑)
エア抜きをしてカバー類をもとに戻して完成です。
あと、硬化していたバキュームホースが明日の入荷予定なので、入荷次第交換して
全作業完了となります。 明日、完成次第ご連絡しますね!
こちらは本日緊急入庫のS様のBCNR33GT-Rです。
過給がかからないとのことで、タービンチェックしています。
Sさん・・・最悪の予想的中です(汗
後ろ側のタービンブローです・・・。
それも、シャフト&ブレードがロックして完全に動きません(汗
当店ではロックしたタービン、初です(汗
メーカーO/Hは終了とのことでして・・・ほかのタービンメーカーさんが
状況次第では可能かもとのことなので時間見て取り外して発送してみますね。
後ほど詳細ご連絡しますので、少し時間下さいね!
M様のER34スカイライン、エンジン製作です。
納車までもう少し・・・頑張っていますよ!
エンジン始動後、アイドリングの初期設定を詰めているのですが、
熱がすごいので各部対策しています。
フロントパイプにチタンバンテージ追加で巻いて周辺を保護。
ヒーターホースがどうしても近いので、ヒーターホースにも耐熱布を巻き付けたのですが
画像取り忘れ(汗
後ほど載せますね。
エンジン回しているとまたしてもサージタンク水ラインからクーラント漏れ(泣
水温が上がり圧力が高くなると漏れてくる(汗
サージタンクのポート間にある水ライン、特殊な形状のサージタンクですが
なんとか締めこんでみるもののまたジワっと・・・(汗
シールテープも巻いているんだけどなー・・・これ以上締めこむのも相手がアルミなだけに怖い。
そうこうしているうちにラジエーターホース側のホース集合部からも(泣
うーん・・・対策考えます(汗